コラム

Column

私たちが培ってきた転写・印刷の知識や経験をもとに、技術解説や事例紹介、業界動向などを発信しています。
ものづくりの現場で積み重ねてきたノウハウを共有し、お客様の製品づくりに少しでもお役立ていただける情報をお届けします。

レンジ金とは?

電子レンジ対応を可能にした金加飾技術

金の美しさはそのままに、
電子レンジでの使用を可能にした特殊加飾技術「レンジ金」。

従来、金加飾は電子レンジで火花(スパーク)が発生するため使用が困難でした。
レンジ金は、金属層の設計や導電性を制御することで、電子レンジ対応を実現した特殊な金加飾です。


従来の金との違い

従来の金加飾

  • 電子レンジ使用不可
  • 金属膜に電流が集中しやすい
  • スパーク(放電)が発生する場合がある

レンジ金

  • 電子レンジ対応
  • 特殊設計により放電を抑制
  • 高級感ある金表現を維持

なぜスパークしないのか?

電子レンジは「マイクロ波」により食品中の水分を振動させ加熱しています。

一般的な金加飾では、金属部分に電流が集中することで放電(スパーク)が発生する場合があります。

レンジ金では、

  • 金属層の厚み
  • 金属粒子の分散
  • 導電性の制御
  • 焼成設計

などを最適化することで、電流の集中を抑えています。

その結果、電子レンジ内でもスパークが起こりにくい構造を実現しています。


レンジ金の特徴

電子レンジ対応

金加飾でありながら電子レンジ使用が可能です。

高級感ある表現

通常の金加飾同様、上質な金表現が可能です。

日常使いしやすい

ホテル・カフェ・ギフトなど、実用性が求められる製品にも適しています。

ノベルティ・OEM対応

小ロット試作から量産まで対応可能です。


注意点

レンジ金は特殊加飾技術ですが、使用条件によっては制限があります。

  • 空焚き
  • 過度な加熱
  • 急激な温度変化
  • 傷や欠けのある製品

などは避けてください。

また、製品形状や加飾面積によって適合条件が異なります。

※事前評価・試験を推奨しております。


主な用途

  • マグカップ
  • プレート
  • ホテル食器
  • ノベルティ
  • 高級ギフト
  • OEM製品

陶器専用技術について

現在、レンジ金は陶器・磁器向け加飾技術となります。
ガラス製品には対応しておりません。


高級感と実用性を両立する加飾へ

従来は難しかった
「電子レンジ対応 × 金加飾」。

レンジ金は、加飾表現の可能性を広げる新しい技術として、
高級感と日常使いを両立する製品づくりに活用されています。

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