IH対応食器とは?仕組みと導電転写技術について解説
近年、IHクッキングヒーターの普及に伴い、IH対応の調理器具や食器へのニーズが高まっています。
しかし、一般的な陶磁器はそのままではIHで加熱することができません。
今回は、IH対応食器の仕組みと、陶磁器をIH対応にする導電転写技術についてご紹介します。
IH加熱の仕組み
IH(Induction Heating:電磁誘導加熱)は、磁力線によって金属に渦電流を発生させ、その電気抵抗によって熱を生み出す加熱方式です。
ガスコンロのように火を使わないため、
- 安全性が高い
- 熱効率が良い
- 清掃がしやすい
といったメリットがあります。
一方で、IHは電気を通す金属が必要となるため、ガラスや陶磁器などの絶縁体はそのままでは発熱しません。
なぜ陶磁器はIHで使えないのか
陶磁器は耐熱性に優れていますが、電気を通さない素材です。
そのため、通常の陶磁器製の鍋や食器をIHヒーターの上に置いても発熱せず、調理に使用することができません。
IHで使用するためには、底面に導電性を持つ層を形成する必要があります。
導電転写技術によるIH対応
導電転写技術とは、導電性を持つ特殊なインクを転写紙に印刷し、陶磁器へ焼き付ける技術です。
陶磁器の底面に導電パターンを形成することで、IHの磁力線に反応し、発熱機能を持たせることが可能になります。
導電転写技術の特長
- 陶磁器のデザイン性を損なわない
- 複雑な形状にも対応可能
- 安定した品質で量産できる
- 加飾と機能付与を両立できる
IH対応食器の活用例
導電転写技術はさまざまな製品に活用されています。
- IH対応土鍋
- IH対応陶磁器鍋
- 業務用保温食器
- 機能性テーブルウェア
- オリジナルブランド製品
近年では、デザイン性と機能性を兼ね備えた製品開発の需要が高まっています。
まとめ
IHクッキングヒーターの普及により、陶磁器にも新たな機能が求められる時代になりました。
導電転写技術は、従来の加飾技術に加えて「機能を付与する技術」として注目されています。
青木転写では、長年培った転写技術を活かし、陶磁器への導電転写加工にも対応しております。
IH対応製品の開発や試作をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
